2022-09-18-Sun
やや久しぶりの製造日!
今回のメニューは、
・ももローズマリー
・ももブランデー
…と、ここで突然の告知!
現在、ジャムびよりでは「ハレの日用」のシリーズを準備中!
その名も…
_人人人人人人人人人_
> Festino <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
こちら、お酒を入れてアルコールを効かせたシリーズです!
「あれれ、お酒っていうけど、いつもリキュールとか入れてるよね?」と思われるかもしれませんが、いつものリキュールは加えてから煮立ててアルコールを飛ばしてますが、Festinoシリーズは煮立てずに瓶の中にアルコールを残して仕上げます。(ものによりますが、アルコール分2%くらい。アルコールが入ってるので、お子様、妊娠・授乳中の方、お酒に弱い方などはご遠慮いただくことになってしまうのが難点ではあります…)
「Festino(フェスティーノ)」はイタリア語で、「お祭り」「宴会」あたりの意味でしょうか。要はハレの日、アルコールが似合うシチュエーション!
とは言っても(ハレの日に食べて欲しいのはもちろんですが)むしろ、なんでもない日、落ち込んだ日を、ちょっとだけハレの日に変えてくれるジャムになれることを目指して作ります!
今回から少しずつ内容を公開していきますので、お楽しみに〜!
ということで、ここからいつもの製造記録。
和歌山県産のバレンシアオレンジ。国産バレンシアはなかなか珍しいので、手に入ったらぜひ作りたいマーマレードである。
しかし先日の試作では想定どおりイマイチな結果に終わった。課題は「ペクチンが少なくてぜんぜん固まらない」「オレンジガム味が強すぎる」あたりなので、対応はシンプルに、ペクチンが多くてオレンジと馴染みが良い風味のものを混ぜる。
レモンです。
ジャム作るのにレモンを搾って風味を調整することはよくあるけど、今回は果汁を加えてオレンジ味を整えるのと同時に、レモン果皮の豊富なペクチンを利用してキチンと固いマーマレードに仕上げる。ただし、果皮を刻んで入れることはせず、あくまで「バレンシアオレンジマーマレード」を標榜する。なお「オレンジマーマレード」ではなくて、あえて「バレンシア〜」とするのは以前こちらで書いたとおりの理由。
バッチリいい感じの仕上がりです。しっかりオレンジの風味ながらキツさがないし、ゼリーはプルプルキラキラと輝いてる!
・ももローズマリー
自分で気に入ってそしてめっちゃ人気だったので、再販!
ただし、ももは時期によって品種が移り変わるので前回と全く同じように作れないのはご勘弁ください。今回は福島県産白桃。いや前回も白桃系だったから、まあ近い仕上がりにはなったかな?
調子に乗ってすごいたくさん作ってやろうと思ったのだけど、ももは輸送が難しくて限界がありますね…
そして、ももの時期はもうギリギリなので、さすがに今シーズンはこれでおしまいです。お求めはお早めにどうぞ〜。
・ももブランデー
Festinoシリーズとして最初に登場するのはこちら!
桃とブランデーは美味いやろ!という短絡的な発想。「桃ブランデー」という、ブランデーに桃を漬け込んだだけのレシピなんかがある程度には、間違いなく合う素材。
ところで、ももローズマリーに調子づいて、ハーブやスパイスの種類や使い方をもっと勉強すべく本買って読んだりしてる。で、思い知ったのだが、この沼は「何を使うか」よりも「どこまで使うか」に非常にセンスを問われる。要は、勉強するほどあれもこれも入れてみたくなって迷走し、ハーブ&スパイスもりもりのジャムが出来上がる羽目になる。それはそれできっと美味しいのだけど、商品としてはどうだろう。加えるのは最低限(あるいは無し)にして、あとはアレンジの提案という形もあり得る。ただ、一緒に煮込んで瓶詰めすることで出てくる味わいもある。という感じで大変に悩ましい。
それで今回の、ももブランデー。もも+ブランデーは間違いないしそれだけで美味しいのだけど、若干のっぺりと甘ったるいので、もうひと工夫しても良さそう、と思ってしまったわけです。たぶん、少しキリッとした風味を加えると引き締まるんだよね…。クローブ、シナモンは違うか…ミント?タイム?…いやいっそのこと胡椒は…たぶん美味いけど、胡椒は使う時にかけたい人がかければよくない?
ということで達した結論がこちら↓
ピンクペッパー!
ホールで入れてるのでジャム自体にはそれほど香りが出てないけど、甘く濃厚なジャムの味わいの中で、ピンクペッパーの実をかじるとピリッと爽やかな香りが広がる。
ピンクペッパーの香りが嫌いな人がいるのは知ってる、ごめんなさい!それでも使おうと思ったのは、なんといってもかわいい!
ほらかわいい!
以上、近日販売!!(近く他にも作る予定なので、そちらとまとめて同時に販売開始します〜)
→(追記)ネット販売開始しました!こちら↓からどうぞ!