今日はジャムびより

今日という日に添えるジャムを。

2022-11-01-Tue

製造、試作のジャム煮記録じゃなくてすみません。

ジャムびより初の対面販売イベント出店「アンサンブル・フェスティーノのどこでもマドリガルin川崎市民プラザ」無事に終了!ということで、こちらで簡単にまとめておきます。

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これまでの経緯については、この辺↓の記事をご覧ください。

jambiyori.hatenablog.com

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たくさん持っていって、全部持って帰ってくるのは虚しいな…と、始まる前は大変不安に思っていたけど、蓋を開ければ大盛況!

事前の告知で「売り切れたらネット販売分が無くなってしまうので〜」などと言っていたのはネタのつもりだったのだけど、モノによってはまあまあ心配になる勢いで減った。そもそもの数が少ないのはたいへん申し訳ないです。

ネット販売準備中ですので、もう少しお待ちください!

 

なお完全に手元から売り切れたのが、ゴールドキウイパッションフルーツ。けっこうたくさん作ってしまって「大丈夫か?」と思ってたのに、ありがたいことです!

このジャム、見た目と名前のわりに味は奇をてらった感じではなく、トロピカルでありながら酸味甘味のバランスが良く香りも良くそれぞれが主張しつつ全体がまとまっているから万人受けするし何にでも合わせられる、つまりとても美味しい。まあ美味しいのはどれも美味しいのだけど、「パッションフルーツが好き!」という方がけっこういたのと、今回のイベントは「試食」ができたので、それで気に入っていただいた方も多かった。来年もたくさん作りますね。

 

そう、やっぱり試食、だいじ。手作りジャムなんて、舐めてもらえばこっちのもんみたいなところがある。というか、同時に販売していたマフィン(当店ジャムを中に使ったマフィン)は、お客さんがパッと見で手にとって買われていくのである。ジャムというモノ自体の購買意欲への訴求力がいまいちであることを、まざまざと見せつけていただいた。小麦粉の誘惑の強さに敵わない。ジャムはもう、試食、味見。ひとりが試食していて「美味しい」と言ってくれれば、周りも興味を持ってくれやすいし。もちろん、見た目の美しさも照明とか工夫してアピールしたいところではあるので、なんか照明付きの陳列台みたいのを工作しようかな。それから、一般論としてジャムはまだまだ侮られているので、啓蒙は必要。それは当ブログで!

なお、ジャムマフィンはアンサンブル・フェスティーノの美味しいもの担当の方がやっている「きまぐれおやつ サルティンボッカ」さん(https://www.instagram.com/kimagureoyatsu_saltimbocca/)に作っていただきました。まあ、完全に美味しそうだったので仕方ない。

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試食という点では、特に今回初お目見えと相なったFestinoシリーズは、名前と見た目だけではなかなか味を想像できない、あるいは料理やお菓子作りが好きな人なら「美味しそう」くらいの感覚はあるかもしれないが、口に入れたときの風味の広がりまではわかんないと思う。

いや、わかんないんだな、と今回試食してもらって確信した。Festinoを口にされた皆様のリアクションが想定以上に面白かったので。驚きをもって「美味しい」と言ってくださる方が多数いて、アルコールの入ったジャム、という字面だけでは伝わらない部分がとても大きいことが知れた。自分はもはや食べ慣れてしまっているので…。(それでも、これ美味いな、と自画自賛することはある)

よっしゃこうなったらFestinoを量産や!といきたいところだけど、レシピを考えてまとめるのがそれなりに難しいので、季節ごとに1〜2種類、定番の4種類と思い付きの4種類とか、作って行きたい…作っていけたらいいですね…。とりあえず冬のレシピは今妄想してるところです!

 

お会計やらは、初のイベントに慣れずに、というか準備が不足して、いろいろご迷惑をおかけしたところがあるかも。これは反省点ですすみません。

「お客さんの数÷営業時間」で考えれば、暇で暇で仕方ないという数字になってしまうのだけど、コンサートの物販なので演奏前後が当然混雑するわけで、そこにきちんと照準を合わせて準備しないといけない。通常のマルシェなんかでも、開店直後とか他のイベントが終わったあとなど混雑の波はあるだろうが、コンサート物販ほどの明瞭さではないだろう。というか明瞭なので準備のしようもあるだろうという話だ。試食の出し方なんかも効率よくできるよう考えたい。

いや、コンサート物販をそんなに突き詰めても?と思いつつ、このスタイル、できることなら今後もやりたいなと。音楽が聴けて役得だし!フェスティーノさん以外にお付き合いいただける団体があるかはわからないけど。(今回のアンサンブル・フェスティーノも楽しかった!相変わらずノリと音楽クオリティのギャップが素敵。フェスティーノには珍しく残響のある会場だったのでアンサンブルの美しさが際立ってた。)

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今回、ジャムだけを買いに、という方はさすがにいなかった。けど、ありがたいことに「コンサートの宣伝でジャムのことを知り、絶対買うつもりで来た」と仰っていただいたりして、この「音楽もジャムも楽しみたい人々」の輪を広げたいなと。なんか良い話をしたい訳ではなくて、単に「音楽&ジャム」というジャンルは未踏なのでは?と面白がってるだけですが。もしかしたらどこかでやってる人はいるかもしれないけど、少なくとも日本国内の合唱・声楽・古楽界隈(私の関わりがあるところ)では聞いたことがない。10万人規模の市場として期待してもいます!

音楽とジャム、何か共通点があるの?と聞かれたら「ほとんど無い」というのが実感としての私の回答。音楽とジャムの関係など今まで考えたことがある人は少ないと思うけど。まあ例えば、ジャムは保存食だけど、音楽は保存できない。音楽の時間は流れるが、ジャムは時間を止めるのである。音楽には録音があると言われるかもしれないけど、そしたらジャムは使うと減って無くなってしまうじゃないか。レシピとしての譜面を作る行為は似ているかもしれないけど、音楽は譜面を実行しても実体は残らないのに対して、ジャムは煮れば実物のジャムが出来上がる。音楽に触れる時と、ジャムを煮たり味わう時は、脳あるいは身体の違うところを使っている感覚がある。

共通点が無いからこそ、音楽もジャムも楽しめる場というのは面白いのかもしれない。ジャムびよりは今後も音楽とジャムの関係に拘り続け、ボロ儲けして財を成したあかつきには「ジャムびよりホール」を建造する計画なのでよろしくお願いします。

 

ところで、こちらのブログではお知らせしていなかったのですが、ジャムびよりのロゴが新しくなっています!

ジャムびよりの新しいロゴ。中央にカタカナのジのモチーフ、周りに食パンやカトラリー、リボン。アクセントカラーは淡いターコイズ。

いろんなシーンでジャムを食べてもらいたい、このジャムを開けた時がジャムびより、という想いなどなど込めております。そしてかわいくて親しみやすいように!中の人のイメージの話は止めろください。

そしてさらに、イベントで初お披露目となった、Festinoシリーズの特別なロゴ!

Festinoシリーズのロゴ。中央のジのモチーフは同じ、周囲には酒樽、グラス、三角旗。アクセントカラーはネイビー。

夜をイメージしたカラーリングに、ハレの日用としてお祭りそしてお酒のモチーフをあしらってます。こちらもかわいいテイストは変わらず、でもちょっと大人の雰囲気で。

デザインはMusicoraleさん!!

musicolare.com

それこそ音楽団体のロゴやウェブサイトなどのデザインを多く手掛けられており、過去のお仕事を見て「めっちゃ好み!」と思い依頼。私のまとまらない無理なお願いも聞いていただきつつ、素敵なロゴに仕上げてもらって感無量です。プロや。

なんと言っても真ん中の「ジ」が良い…こっちの話で申し訳ないけど、わかってくれてる感がすごい…!あの私の話(本当に申し訳ない)でこれ出てくるのすごくない?

 

ということで、新装開店ジャムびよりを今後ともよろしくお願い致します!

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